このページの本文へ移動します。

Inoue Lab. 近畿大学
宇宙論研究室

教育

オリジナルWEB教科書
「宇宙論入門」

学部教育 基礎を鍛える

3年生後期から「ゼミ生」として研究室に入り、ゼミを通じて「自主的に学ぶ」力を鍛えます。言われた通りのことを行うだけではなく、意欲的に自ら髙い壁を設定し、それを越え、少しずつレベルアップしていく習慣を身に付けます。そのためには、研究の基礎となる知識を増やすことが重要です。場合によっては大学初年度や高校の学習内容に立ち戻ってもらい、物理学や数学、情報、英語といった科目を学び直し、あいまいな理解でごまかしていないか、徹底的に確かめ、不得意な科目について自ら課した課題をこなしてもらいます。決して楽な道のりではありませんが、3年後期から4年前・後期の1年半で身につくことは大変多いと思います。ゼミ主催のセミナーにも積極的に参加してもらいます。学士論文作成や発表会を通じて、知識のインプットだけでなくアウトプットに関する技法についても学びます。これらの技法に加え、物理学、天文学、英語、プログラミングなどの専門分野についても深く学んでいきます。4年次における研究活動の経験は、卒業後きっと役に立つことでしょう。

大学院教育 『グローバルスタンダード』に触れる

天文学や物理学などの分野ではグローバル化が早いスピードで進んでいます。英語で読んだり書いたり発表したりするのは、当たり前で、日本語を使うことはあまりありません。日々更新される電子プレプリントに目を通し、海外の学会に参加し、研究発表し、海外の共同研究者と議論するというのが日常になっています。しかし、日本は海に囲まれているという地理的な制約があり、日常生活を送る上では英語をツールとして使う必要がほとんどありません。このギャップを埋めるため、早い段階で英語の論文を読む習慣を付けてもらい、できれば修論を英語で書けるよう指導していきます。また、国内外の大学とのギャップを感じさせないよう、積極的に学会やサマースクールに参加してもらい、大学の中にいるだけで、ぬるま湯につかっている状態にならないよう刺激を与えていきます。院生には、魅力的な研究テーマを与え、やりがいのある2年間(もしくは5年間)が過ごせる充実した研究環境を提供します。