1. 2次元ミンコフスキー時空における微小世界間隔の2乗を
座標の無限小変位,を用いて表せ。ただしを光速とする。
2. 2次元ミンコフスキー時空においてベクトルとのスカラー積を求めよ。
3. ミンコフスキー時空中で擬極座標
をとる。
A. このとき
を示せ。
B. ベクトルのノルムはローレンツ変換
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(3.34) |
の下で不変であることを証明せよ。
C. ベクトル
と
のスカラー積はとかけることを示せ。
ただし、
とする。は、の関数とする。
4. 曲率半径の2次元球面の計量は
で表される。これを以下のようにして求めよう。まず、3次元ユークリッド空間に対し球座標
をとる。デカルト直交座標と球座標の関係は
であるから、3次元ユークリッド空間における微小間隔の2乗
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(3.36) |
を球座標
で表すと全微分をそれぞれ
の偏微分で
表すことにより、[ ]となる。さて、
球面は一定として求められるので、
上の式でとおけばよい。
すると
が得られる。
5. 4.と同様にして、曲率半径の3次元球面の計量を求めよ。
ただし、以下のような超球座標
をとること。
6. 曲率半径の球面の計量は
で表される。
北極点から測地的距離一定の点を結んで得られる円の円周の長さを
求めよ。また、その場合の円周率をの関数として求めよ。
7. 曲率半径の双曲面の計量は
で表される。
「北極点」から測地的距離一定の点を結んで得られる円の円
周の長さを求めよ。また、その場合の円周率をの関数として求めよ。
8. 赤方偏移パラメータの天体に時計Cがおいてあるとする。
Cを地上の望遠鏡でのぞいたとき、地上で1秒進む間にCは何秒進むように観測さ
れるか?ただし、Cは宇宙膨張と共に運動しているとする。