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深層学習で重力レンズ候補天体を発見

我々の国際研究チーム(ドイツ、日本、インドネシア)はSubaru望遠鏡で得られた銀河カタログから、深層学習(RESNET)によって比較的遠方にある277個の新しい重力レンズ候補天体を発見しました。これらのレンズ天体は銀河であると考えられ、その重力によって背後の銀河の像が円弧状に曲がったり、虚像がいくつも見えたりする効果を及ぼします。今後追観測によってそれらの詳細を調べることにより、ダークマターや銀河の進化、ハッブル-ルメートル定数などについて新たな情報が得られることでしょう。

Yiping Shu1,2, Raoul Cañameras1, Stefan Schuldt1,3, Sherry H. Suyu1,3,4, Stefan Taubenberger1, Kaiki Taro Inoue5,
and Anton T. Jaelani

Yiping Shu1,2, Raoul Cañameras1, Stefan Schuldt1,3, Sherry H. Suyu1,3,4, Stefan Taubenberger1, Kaiki Taro Inoue5,
and Anton T. Jaelani

論文タイトル:

HOLISMOKES. VIII. High-redshift Strong Lens Candidates from the Hyper Suprime-Cam Subaru Strategic Program

著者:

Yiping Shu, Raoul Cañameras, Stefan Schuldt, Sherry H. Suyu, Stefan Taubenberger, Kaiki Taro Inoue,
and Anton T. Jaelani (Astronomy and Astrophysicsに論文受理)

論文プレプリントはこちら

 

重力レンズ候補天体のリストの一部　赤色が今回新たに見つかった

重力レンズ候補天体を表す。論文 Fig.5より引用。