井上研究室では、宇宙における未知の物理法則や物理メカニズムを解明するため、理論及び観測の両面から宇宙論的スケールの様々な現象について研究しています。特に、一般相対論的効果による光(電磁波)の経路の曲がり(重力レンズ効果)や光のエネルギーの変化(重力的赤方偏移効果)に着目し、理論モデルと観測のシナジーにより宇宙モデルの整合性を検証しています。近年はアルマ望遠鏡やすばる望遠鏡による観測的研究に力を注いでおり、超巨大低密度領域における銀河進化や、深層学習による天体探査、銀河形成に及ぼす活動銀河核(AGN)の影響など、天文学的な研究も行っています。
研究内容